• 北海道・草原の歴史から アイヌ文化 阿伊努 蝦夷 更科源藏 日文原版
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北海道・草原の歴史から アイヌ文化 阿伊努 蝦夷 更科源藏 日文原版

114 八品

仅1件

上海嘉定
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作者更科源蔵

出版社新潮社

出版时间1975

装帧精装

纸张其他

上书时间2023-04-19

修文馆

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   商品详情   

品相描述:八品
商品描述
尺寸:A5=21*14.8
装订:布面精装,有函套
纸张:有数张铜版纸上印黑白图片
页数:211
介绍:
釧路の奥地の貧しい開拓者の草小屋に生まれ、終生北海道を 離れることなく、多くの開拓者が眠る北海道の風土と心に思い 馳せ続けた著者の作品のひとつである。
著者は、高村光太郎や尾崎喜八に師事し、また伊藤整、山室 静、船山薫などとも親交があった詩人として知られているが、 初期の北海道に渡って厳しい環境の中で苦闘する屯田兵や農民、 本土から連れてこられて土木工事にこき使われた人夫たち、 また、差別されて片隅に追い込まれていった先住民のアイヌの 人たちなど、この土地に生き、またこの土地に死んでいった人 々の足跡を書きとどめた著作や、アイヌ民族誌の著作も多い。
この本は、開拓地の片隅に生まれ育った著者が見聞きし体験 した厳しい風土と環境の中で北海道開拓に苦闘してきた人々の 足跡を淡々と追ったものである。

著者の北海道の地に寄せる思いは、本書の「あとがき」につぶさに現れているので、少し長くなるが、 これを引いて本書の紹介に替えることとしたい。
「北海道の内陸が新しく開拓されて百年の歳月が流れた。そこには多くの開拓功労者と呼ばれる人た ちがあり、それぞれが輝かしく顕彰されて、ある人は銅像になり、ある人は記念碑に刻まれ、また歴史 の上にその業績が記録されている。しかし、そうしたこの新天地の開拓計画をした人々は、ここの地に 一滴の血も流すことなく、なかには多少無責任な計画を残しただけで中央に引きあげ、一人としてこの 地に骨を埋めた者はいない。それはそれでいいのだろう。しかしその人たちだけが、この広大な北の大 地を開拓した功労者でないことは確かなのだ。ここに書いた二十篇足らずの小さな報告は、すべて開拓 地の片隅生まれ育った私の見聞と体験によるものである。それらの多くは、すでに人びとの記憶の中か らも消え去ろうとしている、名もない多くの開拓失敗者の記録の一部でもある。
明治という激動期の中で、新天地を求めてこの島に渡った人びとの中には、西欧の新思想に目覚めて 一大理想社会を築こうという夢を抱いた人びともあったが、瓦解した武士階級に対する冷たい社会の目 から遁れようとした人びと、時の権勢に刃向って破れ、ひそかに無人の山奥に身を潜めた人びとから、 猫額大の泥田で角突き合わせている、鼻のつかえそうな本州農村から脱出して大きく呼吸のできる土地 を求めた農民も、未知の天地で思いっきり野心を羽ばたかせようとした、アメリカ西部で横行したよう な無法な人びともあった。
その多くは二、三年で一儲けをして郷里に錦を着て帰るつもりが、事志とちがって夜逃げすらできな くなり、ついに空しく風雪の中に埋もれ去った。とくに理想社会を夢見て来た人びとは、夢が大きけれ ば大きいほど、その失敗が彼らを大きく打ちのめした。しかし、これらの人びとは失敗がどんなに大き くとも、ついにここを動かなかった。(中略)一度本州の枡からこぼれたあまされ者は、それが棄民で あろうと、逃亡者や夜逃げもできなかった自由移民であろうと、一度脱出した故郷には海を渡って再び 戻るということはなかった。四海平等の名のもとに片隅に押しのけられ忘れられ、目覚ましい発展とす り換えられた先住者のことも、これまでの銅像や記念碑は語ろうとしない。(後略)」

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