• 绝密孤本 情報なき国家の悲劇!缺乏情报国家悲剧-大本営参謀の情報戦記-大本营参谋情报战纪 (文春文庫) 堀栄三著情报官)军情保密处理过程 绝版必读军情秘密自卫队绝密国家机密专家解说论文情报参谋亲笔败因
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作者日本 堀栄三著情报官)军情保密处理过程 绝版必读军情秘密自卫队绝密国家机密专家解说论文情报参谋亲笔败因

出版社日本文春文庫绝版必读军情秘密自卫队绝密国家机密专家解说论文情报参谋亲笔败因

出版时间1997-04

版次1

印刷时间1997-04

印数3千册

装帧软精装

页数348页

字数449千字

定价89.97元

货号460-16427-bshedsz

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绝密孤本 情報なき国家の悲劇=没有情报国家悲剧-大本営参謀の情報戦記-大本营参谋情报战纪 (文春文庫) 堀栄三著情报官)军情保密处理过程 绝版必读军情秘密自卫队绝密国家机密专家解说论文情报参谋亲笔败因
太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
内容(「BOOK」データベースより)
「太平洋各地での玉砕と敗戦の
商品描述
绝密孤本 情報なき国家の悲劇=没有情报国家悲剧-大本営参謀の情報戦記-大本营参谋情报战纪 (文春文庫) 堀栄三著情报官)军情保密处理过程 绝版必读军情秘密自卫队绝密国家机密专家解说论文情报参谋亲笔败因
旧日本軍の失敗から、日本人の特性が引き出せる。
日本人は主観主義である。客観的事実より思い込みの方を優先する。他国にもそんな人はいるけど、日本人は特に当てはまる。
「何かわからないけど、なんとなくこうだと思う」と根拠なしに断定する。
そして、客観的に分析する能力がなく、独断と偏見でやみくもに突き進む。
日本は情報を収集し、解析し、それを生かしていくという能力に欠けている。
情報を無視した戦略は大きな犠牲をともなった。

現代を生きる我々も「主観主義」に陥りがちなのでは?と考えさせられた
元軍人が書いた本で、くりかえし読める本はめずらしい。
著者の父は「負けた戦を得意になって書いて銭を貰うな」と著者を叱ったという。
この本がたいへん落ちついた筆致で書かれているのは、著者の性格もさることながら、
実直な軍人であった父親の教えによるところも大きいのだろう。

わたしは、まえがきにある一文がたいへん衝撃的だった。
最近いわれている「情報」とは、相手が教えたい情報であり、商品として売られるべく氾濫しているものであると。
ほんとうの「情報」とは、相手が教えたくないものだと著者は書いている。

この本を読んで、かつての指導者の情報軽視を嘲笑するのはたやすい。
しかし、いまの自分たちも「情報」という名の商品に踊らされているだけではないのか。
歴史を語ることで、官僚批判、軍人批判をしているような本は好きではない。
官僚批判、軍人批判じたいが、いまや商品としての情報になっているからだ。
日本のあらゆる職場で、記録軽視、情報軽視があるだろう。
官僚批判、軍人批判の本が売れているのに、なぜ自分たちの日常に反映されないのか不思議でならない。

この本を軍人批判として読むのはいかがなものか。
ほんとうに批判されているのは、商品としての情報に振りまわされている、いまの自分たちなのだと思う。
本気のNHK特集を観たあとのような読後感。こんなことが、という驚きと、私はこれを知った、という満足感。
リアルと客観、沈着と凄み。非常に面白かった。

戦略や戦場の悲惨さを物語るものは多くあるが、本書籍は情報を対象としている。特に陸海との情報共有の無さや情報の握りつぶしなどがどのような結果を産み出したかが書かれており、一読の価値は大いにあると思う

特に大発見があったわけではないが、
インテリジェンスをいうとスパイとかをイメージするけど
統計的にデータを取るという手法でも戦時中に上陸点や
その兵力、時期などが予測できたというのは面白かった。

そして、戦争中にもかかわらず、それしかできなかった日本軍と
それさえもしっかりやることができなかった日本の本質は
今も引き継がれてしまっているかなと感じました。

情報収集と情報分析の重要さを実例を持って示した書。参謀本部はこのような人を抜擢しておけば・・・、人材はいたのに、活用できなかった官僚主義的な日本軍の組織風土が残念でならない。

世評高い本書をようやく拝読。噂に違わぬ名著でした。
評者は気になる部分が記載された頁の頁数を、いつも本の第1頁目に短い感想や気づきなどとともに鉛筆で書き付けておく(重要な箇所は一重、二重・・・と囲んでおく)のですが、本書の場合は裨益する部分が余りにも多く、第1頁が数字だらけになってしまいました。単なる机上の空理空論ではなく、戦場で倒れた多くの将兵の血で贖われたとも云える著者自らの経験の重みが、本書の紙価を高めていることは論を俟ちません。
ほんの幾つかに過ぎませんが、印象に残った箇所を備忘までに書き留めておきたいと思います。

「いいか、弾丸がちょいちょい当れば、弾丸のことを『ちょいちょい』というはずだ。しかし、たまにしか当らんから『弾丸』(たま)というのだ。わかったか!」(33頁、満洲の匪賊討伐戦におけるある中隊長の精神主義的言葉)
「鉄量を破るものは突撃ではない。ただ一つ、敵の鉄量に勝る鉄量だけである」(34頁)。
「一番大事な米本土に情報網の穴の空いたことが、敗戦の大きな要因であった。いやこれが最大の原因であった。日系人の強制収容は日本にとって実に手痛い打撃であった」(97頁)。
「日本軍が孤立無援の中で必死に土地を占領している間に、彼らは飛び石で、空域を占領していったのである」(115頁)。
「米軍が当初最も警戒したのは、日本軍の潜水艦による米軍後方連絡線への執拗な攻撃であったが、・・・ 何らの脅威も与え得なかったのは残念至極であった」(148頁)。
「今でも堀の印象に残るのは、ペリリュー島を守備した第十四師団の中川連隊長が、大連での堀たちの事前説明を熱心にメモして、時には質問してきた姿である。・・・ 一握りの戦略策定者たちの過失にもかかわらず、一言半句の不平も述べず、戦略の失敗を戦術や戦闘では取り返せないことを承知しつつ、第一線部隊としての最大限の努力をしながら彼らは散華していったのである」(157~8頁)。
「敵情判断で最大の難事は、言い切ることである。しかも情報の判断をする者には、言い切らなければならない時期が必ずやってくる」(207頁)
「「一発必中」そんなケチな軍事思想は、米軍のあの猛烈な弾幕射撃に比べたら、まさに月とすっぽんでしかない。百聞は一見に如かずとはこのことであった。どれほど軍人勅諭を暗記させても、戦陣訓を百万遍唱えても、あの弾幕を潜り切れるものではない」(238~9頁)。
「いずれにしても情報の任に当る者は、「職人の勘」が働くだけの平素から広範な知識を、軍事だけでなく、思想、政治、宗教、哲学、経済、科学など各方面にわたって、自分の頭のコンピューターに入力しておかなければいけなかった」(259~60頁)。

それにしても、米軍のルソン島上陸地点と時期を正確に予想し(214頁)、オリンピック作戦(九州上陸、265頁)やコルネット作戦(関東上陸、266頁)のそれを的中させた著者のインテリジェンスの冴えにはただ驚くしかない。加えて、評者にとっての最大の驚きは、テニアン島の「特殊任務機」(原爆搭載機)基地を見つけ出し、その攻撃を具申したというくだりであった(256頁)。現代とはあらゆる場面で「情報戦」の時代であり、本書はそれを生き抜く(勝ち抜く、損失を抑える)ための古典的一書であると感ずること大である。

戦争において、計画、情勢、戦略、戦術、動員、どれをとっても判断基準のベースとなるのは情報で、日本が情報をいかに軽視してきたのか、アメリカが以下に重要視してきたのか、その違いによって日本がどのように負けたのか、情報を起点とした一因を知ることができます。

最後の方に記述されているはアメリカの研究結果としての日本の敗戦原因5項目。これは現代日本社会でもよく言われている欠点だと誰もが思うはず。
先の戦争から私たちが私たち自身を学ぶ内容が非常に多く驚きます。

約20年前に紙の本を買っていたのですが、電子版になったので改めて買って読みて探すとヒル空軍基地のホームページにある年表が出てくるので確認されたい。
 
2) 「大本営情報部時代(二)」の章の「3 情報戦の審査−航空戦が怪しい」に「ソロモン沖海戦」という言葉があるが、「ソロモン沖海戦」という呼称の海戦はない。「ソロモン海戦」の誤りではないか。ソロモン海戦は第一次から第三次まである。第一次ソロモン海戦は三川中将率いる艦隊がガダルカナル島沖のアメリカ、オーストラリアの艦隊に夜襲を掛け大勝利を収めた戦いである。作家、丹羽文雄は艦隊の旗艦鳥海に乗り、この海戦を目撃し「海戦」を書いた。一方、第三次ソロモン海戦では日本は比叡と霧島の二戦艦を失い、それに見合う様な大きな戦果はなかった。戦果の芳しくない海戦の一つとして挙げるのなら「第三次ソロモン海戦」と書くのが適切だと思うが、この数次の海戦を総括して呼ぶのなら「ソロモン海戦」であろう。
 
3)また、同じ章の「6 米軍による上陸戦情報の解析」に「タラワ島に上陸」という語句が見えるのが気になる。タラワという環礁の一部を成すベチオ島を、柴崎海軍少将率いる部隊が守っていた。米海兵第二師団はこのベチオ島に上陸した。従って米軍はベチオ島に上陸したというのが正しい。タラワに上陸したというのは正しいがタラワ島に上陸したというのは誤りである。児島襄の「太平洋戦争」(中公新書)等を参照されたい。
 
4) 同じ章の「7 『敵軍戦法早わかり』の作成」に「昭和十八年当初の米軍戦闘機の行動半径は、三百−五百キロであったのが、昭和十九年七月以降P−38の出現からは、行動半径が千キロに達したから〜」という文がある。これもおかしな文である。P−38はそれ以前より存在していた。山本長官機がこれに撃墜されたのは昭和十八年の事である。
 
5) 「山下方面軍の情報参謀に」の章の「1 台湾沖航空戦の“大戦果”」で「○○機、空母アリゾナ型撃沈」と帰還した搭乗員が報告する情景が描かれている。アリゾナとは真珠湾で日本海軍が沈めた戦艦の名である。アリゾナはサルベージされず、それを跨ぐ形で現在真珠湾にそのmemorialが建っている。当時、アメリカでは州名を戦艦に使っていた。例えば、東京湾での降伏文書調印式に使われたミズーリ、その同型艦のニュージャージー、アイオワ、ウィスコンシンの3隻、欧州から回航されて硫黄島に艦砲射撃を加えたテキサス、ニューヨーク、アーカンソー、第三次ソロモン海戦で戦艦霧島にレーダー射撃を加えてそれを撃沈したサウスダコタとワシントン、伊号第十九潜水艦に、空母ワスプと共に魚雷攻撃を受け損傷したノース・カロライナ、真珠湾で軽微な損害を受けたテネシー、メリーランド、ペンシルヴァニア、大損傷を受けたウェスト・ヴァージニア、カリフォニア、ネヴァダ、そして沈められたオクラホマとアリゾナ。その他にニューメキシコ、コロラド、アラバマ等あるが全て州名である。同じく真珠湾で日本軍に沈められた標的艦ユタも以前は戦艦であり、戦艦として建造された時にユタと命名されていた。現在はアメリカ海軍に現役の戦艦はない。その為か、現在、州名は原子力潜水艦に付けられているようだ。アメリカ海軍のホームページでABOUT THE NAVY,NAVY EQUIPMENT,VESSELS,SUBMARINES,LEARN MORE ABOUT〜とクリックを繰り返してゆくとヴァージニア、テキサス、オハイオ等原子力潜水艦に州名を付けたものが沢山ある事がわかる。
 一方、空母の名前にはレキシントン、サラトガ、ヨークタウン、バンカーヒル、プリンストン、フランクリンといった独立戦争に関わる地名や人名が良く使われた(プリンストンは軽空母、その他は正規空母)。その他にエンタープライズ、ホーネット、ワスプ、エセックス等もある。それらの艦名の由来は知らない。また、護衛空母には湾や川の名が多く使われた。しかし、アメリカの州名が空母に使われた事はない。レキシントン型、ヨークタウン型、エセックス級等というのはあるがアリゾナ型の空母なんぞはない。
 
6) 旅団は師団ではない。また、師団より小規模である。従って「山下方面軍の情報参謀に」の章の「5 米軍通信の諜報と情報処理」にある「第一師団、第二十六師団、戦車旅団の三個師団を中核として」という表現は成り立たない。また本書では第六十八旅団を戦車旅団と呼んでいるが実体とは違うようだ。レイテ島には派遣されず、ルソン島で戦った戦車第二師団との混同があるようだ。
 
 アメリカに太平洋戦争中、独立した空軍があったなどと書いているが、大本営情報参謀が敵軍の組織の概要すら知らない事があるだろうか。また、陸軍士官が師団と旅団の区別もできない事があるだろうか。二つとも絶対にありえない事だ。(1)から(6)までの事から、この本の一部もしくは全体は、元大本営参謀ではない別の者、端的に言って不勉強なゴーストライターが書いたものだと私は思っている。
 
             
 「山下方面軍の情報参謀に」の章の「3 情報は常に悪戯する」に“『戦史叢書』レイテ決戦の三百十一頁には、「既述のように大本営海軍部と連合艦隊は、十六日から台湾沖航空戦の戦果に疑問を生ずるや、鹿屋航空部隊と共に調査して十九日結論を出した。 大本営陸軍部第二部は、台湾沖航空戦の戦果を正確に見ているのは堀参謀のみであるとしていた」と記述している。”という文章がある。この『戦史叢書』のタイトルは正確には「戦史叢書 捷号陸軍作戦〈1〉レイテ決戦」であるが、実際にそれを読んでみると、著者の言う311ページにはそのような記述はない。これとほぼ同じ文は314ページにあった。因みに311ページに書いてあるのは310ページから続く、レイテ作戦初期のレイテ島西岸への陸軍増援部隊の輸送状況等である。
 戦史叢書には次のように書かれている。少し長いが{から、}までが戦史叢書の記述である。

大本營発表(昭和十九年十月二十七日十六時二十分)
十月二十四日より同二十六日に亘る彼我艦隊の比島東方海面の戦闘に於ける戦果並に被害次の如し
一 総合戦果 撃沈 航空母艦八隻、巡洋艦三隻、駆逐艦二隻、輸送船四隻以上
       撃破 航空母艦七隻、戦艦一隻、巡洋艦二隻
       撃墜 約五百機
二 我方の損害 (ドクターT略)
(注)本戦闘をフィリピン沖海戦と呼称す
 
 陸軍部は、この海軍部の戦果発表を信じた。既述のように状況判断に最も慎重で特異な存在となっていたのは第十四方面軍であった。この方面軍司令部(マッキンレー)にあった堀榮三情報参謀さえも、これを信ずるに至った。このことは重大なことであった。
 
 注 堀少佐は「彼はマッカーサー司令部の参謀ではないか」と言われたほど、いつも的確に敵情の判断を下した参謀である。大本營陸軍部第二部は南方軍総司令部に吉川正治参謀を常駐させて敵情判断に的確を期してきたが、総司令部が西貢に移る(予

 最終行にある筆者とは、ドクターTではなく「戦史叢書」の筆者である。
 尚、この中に西貢という地名が出てくるが「サイゴン」と読む。今のベトナムのホーチミン市の事である。
 スルアンとはレイテ湾口の島の名。バタンガス湾とはルソン島南部の湾。
               
 この叙述の流れは まず、大本営海軍部の発表(誤報である)を書き、堀参謀がそれを信じた事を書いている。そして注では陸軍部第二部では堀情報の信頼が厚い事を書き、堀情報が信じられやすい事を示唆している。そして堀参謀がマッキンレーから大本営に送った電報が掲載されている。

一方、「大本営参謀の情報戦記」では陸軍部第二部では堀情報の信頼が厚い事を書いている。その後に堀参謀が誤報を信じた事を書いている。そしてその弁解が書いてある。そして堀参謀がマッキンレーから打った電報については触れられていない。「戦史叢書」から堀氏に都合の良い所だけ抜き出し、その順番を変えて書き、堀氏にとって都合の悪い電報については書かず(略)で済ませている。感心しない。
 
堀参謀は鹿屋海軍航空基地に行った時に台湾沖航空戦の戦果に否定的な内容の打電を大本営にしたというが、その後にマッキンレーの第十四方面軍司令部から打った電報では台湾沖航空戦、比島沖航空戦の戦果を空母8隻撃沈としていることがわかる。
また、フィリピン沖海戦ではやはり4〜5隻撃沈の戦果があったとしている(どちらも正規又は巡改造のみで)。海軍部の発表を鵜呑みにしてはおらず、割り引いて見積もってはいるがそれでも大きく誤っている。実際はどちらの戦闘でも正規空母は一隻も沈んでいない。フィリピン沖海戦で軽空母が1隻、護衛空母が2隻沈んだだけである。
 
しかしながら堀少佐の電報だからというので信じられたのだろう。その打電当日の22時25分に大本営第二課(作戦等を担当)がマニラ(南方軍の総司令部がある)に出張している杉田大佐に「敵機動部隊が殆ど壊滅的打撃を受けた事は疑いがない。全戦力を決勝点に集中すべき戦機である」という要旨の電報を打っている(この電報は「戦史叢書」上記巻の315ページに掲載されている)。
 この電報の為に南方軍は方面軍にレイテ決戦の強い指示を出し、結果として第一師団、第二十六師団、第六十八旅団はレイテ島への輸送を山下将軍に決断され、数万人の兵士が溺死、戦死、餓死したのではないか。大岡昇平の「野火」に書いてあるような事も実際あったのかもしれない。誤報を発し続けた大本営海軍部に最大の責任があるが、戦史叢書の上記巻を読めば堀氏には数万人の兵士の悲惨な死の責任の一端、日本敗北の責任の一端があると思わざるを得ない。
 
「戦史叢書」は絶版となっている。しかし、大きな図書館には置いてある。なければ国会図書館のコピーサービスを使って取りよせる事もできるはずだ。「戦史叢書 捷号陸軍作戦〈1〉レイテ決戦」の303ページから315ページを読んで確認してほしい。
 
 「あとがき」に著者が昭和20年秋に「悲劇の山下兵団」の原稿を書いている時に「負けた戦さを得意になって書いて銭を貰うな!」と養父堀丈夫が叱った事が書いてある。堀丈夫は本書にあるように2・26事件当時の第一師団長だった。嘗て自分が師団長を務めた第一師団がレイテへ増援に送られ悲惨な目にあった事を残念に思っていたに違いない。伊藤正徳の「帝国陸軍の最後 3 死闘篇」の第八章の7によれば、第一師団の将兵は12,960人の中、12,000人以上が戦死したという。著者は父の言葉の意味がわかっていたからこそ長い間何も語らなかったのだろう。「あとがき」の終わりに出版社が本を書くよ

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太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
内容(「BOOK」データベースより)
「太平洋各地での玉砕と敗戦の
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