书损特价 沈まぬ太陽!不落的太阳〈2アフリカ篇非洲篇(下) (新潮文庫 2002 山崎 豊子 著)绝版新作单本实惠大厚重低价轻伤处理5卷中高潮航空公司无情混乱丑闻社会问题大公司弊端人事制度曝光揭露
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作者日本 山崎 豊子著 大厚重低价轻伤处理5卷中高潮航空公司无情混乱丑闻社会问题大公司弊端人事制度曝光揭露
出版社日本 新潮文庫) 绝版新作单本实惠大厚重低价轻伤处理5卷中高潮航空公司无情混乱丑闻社会问题大公司弊端人事制度曝光揭露
出版时间2002-12
版次1
印刷时间2002-12
印数3千册
装帧软精装
页数483页
字数674千字
定价869.72元
货号373-160220-scyzsmt2
上书时间2024-12-15
商品详情
- 品相描述:八五品
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书影仅仅提供参考与实际不一致,外包保护的书衣磨损严重,纸张边缘磨耗明显,前页书衣掉角4x公分。正本前面书皮书角以及前4-5页纸张下角有皱褶。85品相
书损特价 沈まぬ太陽=不沉的太阳〈2〉アフリカ篇非洲篇(下) (新潮文庫) 2002-12-01 山崎 豊子 (著)绝版新作单本实惠大厚重低价轻伤处理5卷中高潮航空公司无情混乱丑闻社会问题大公司弊端人事制度曝光揭露
パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離――。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす……
ISBN-10: 4101104271
ISBN-13: 978-41011
- 商品描述
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书损特价 沈まぬ太陽=不沉的太阳〈2〉アフリカ篇非洲篇(下) (新潮文庫) 2002-12-01 山崎 豊子 (著)绝版新作单本实惠大厚重低价轻伤处理5卷中高潮航空公司无情混乱丑闻社会问题大公司弊端人事制度曝光揭露
パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離―。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす…。
内容(「MARC」データベースより)
家族との別離、果てしなき孤独を支えたアフリカの大地。理不尽な現代の流刑に耐える主人公の宿命の転変。帰任を待ち続けた母の死、同期の友の裏切り、会社の異様な変貌と連続事故。流転の日々に終わりはあるのか…。
--このテキストは、単行本版に関連付けられています。
登録情報
文庫: 483ページ
出版社: 新潮社 (2001/11/28)こういう良質な小説が、文庫本になって残るのは、ありがたい。
小説としているが、取材を重ねたドキュメントと言っても良いと思う。
それくらい不条理、かつ、その時代に生きていたサラリーマンの身の振り方次第(経済奴隷となるのか、あくまで主張に向かって戦い続けるのか)で、生かされ方が極端に変わるという面を見せつけてくれている。
読めば怒りがこみ上げ、主人公・恩地を応援したくなる。
小説で気持ちがシンクロして泣けてしまうのは、特に家族を犠牲にしてまで会社に尽くしてきたものに対する、全く非礼な扱いであった。
現代でもそういう面は、多かれ少なかれあると思う。
書かれている題材が、半国営の航空会社であった頃のものとはいえ、海外に展開する会社組織で、従業員を奴隷程度にしか思っていない、日系企業を思い出します。
あの時代から、どこも変わっていないのではないだろうか?と感じたりしました。国民航空(JAL)で強硬な組合活動をした刑として恩地はテヘランに飛ばされる。そのあいだに母は死去。死に目にも会えず。テヘランには妻子とともに赴任したが、日本人学校もない。それでもやっと設立され、こんなところにでも赴任してくれる日本の教師もいる。また、こういうところにもやってくる商社マンや獣医などの日本人達。異星での邂逅のよう。
海外赴任の苦労とか現地事情みたいなものが手厚く描かれている。たとえば、テヘランのバザーでは、とりあえず売り手はふっかける。買う方は言い値の1/5くらいからスタートして、4,5割くらいでおさめれば上々だが、駆け引きにエネルギーを取られる(忙しい文明国の感覚ではめんどくさい話である)。やっとテヘランの任期(刑期)が終わりそうになると今度はナイロビ赴任を言い渡される。
恩地は帰国したとき、桧山社長に談判しようとするが、桧山は入院中ですでに力はない。かつての組合の仲間は、つぎつぎと閑職においやられる。組合も経営陣の差金で第2組合(新労組)が設立されズタズタ。結局、ナイロビへは単身赴任となる。象の群れで弱った1頭が地面に倒れると、別の1頭が倒れた象の心臓を牙で一突きして楽にしてやる描写など、僻地感・異郷感を感じさせる描写も多い。
ある日、インドなどで国民航空は立て続けに飛行機事故を起こす。急激な路線拡張でパイロットが足りず、自衛隊が推薦するパイロットをそのまま面接だけで採用したり、副操縦士から機長昇格の資格試験を割愛したり、といろいろ問題点が指摘されている。
この事故が契機となり衆議院で特別委員会が開かれる。このとき旧労の沢泉委員長(恩地の後任)が恩地の流刑を暴露。恩地はついに日本に帰任。やはり山崎豊子さんの小説は面白いですね。ついつい長い小説でも最後まで気になってしまいま
信念を貫くことの本当の意味が解るようなアフリカ偏でした。努力してもうまくいくことばかりではない、うまくいかないときに挫けない強さが欲しいと思う。
中古でしたが、小奇麗で気持ちよく読めました。民間会社の不条理を問う山崎豊子さんの本は、3冊目となりまし
日本の会社の権力構造で、なんとかもがいて生き抜いている会社員という構図で、半沢直樹も面白かったのですが、もっとドロドロしたやつがあるよ、ということで、あの白い巨塔を書いた山崎豊子さんの、本書を薦められて読んでいます。非常に面白い。今は、モデルのJALも法的整理され、再始動したところですが、本当にどうだったのでしゎうかね。本書の続きがどうなっていくのか、まだ先を知らないので楽しみです。
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5つ星のうち5.0とても良い
投稿者たかし2013年10月11日
形式: 文庫Amazonで購入
梱包もキレイで、評価通りの良い商品でした!満足です。
有り難うござい
主題である航空会社の人事施策〜航空機事故への対応も魅力的に描かれているのですが、
私はそれ以外のディテールにも魅力を感じました。
アフリカ篇の上下巻では、ケニアのサファリの美しさが読み手の頭のなかに再現されるような書き方をされており、
旅本として読むのも楽しいのではないかと思います。
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5
2巻まで読んでの感想です。
小説としては大変面白い。圧倒的な筆力で一気に読ませます。しかしながら主人公である恩地にどうしても共感できません。
一方的に自らを虐げられた被害者と位置付ける姿勢は、近視眼的で独善的であり、他者への思いやりに欠けるものです。真に経営改革を望むのであれば、互いに胸襟を開ける関係を作り、改善提案を行っていくのが正しいやり方のはず。それを恫喝まがいの手法でスト権を行使するなど、まともな感覚の人とは思えません。
その結果としての“流刑”であり、自業自得としか言いようが無いと思います。寧ろ被害者は恩地の家族であり、他の労組関係者であり、更には病気で逝った桧山社長でしょう。“真実”“正しいこと”は千者万別であり、それに思いが至らない主人公は、やはり狭量に過ぎると考えます。
残りの3-5巻、他の方のレビューを読んでいるとどうやら恩地の姿勢は変わらない様子。最後まで読んでも、すっきり感は無さそうですね。
企業の労務管理の過酷さと,あまりなじみのないアフリカのでの営業活動の実態がつかめる。
一読をおすすめ
日本航空の恥部を明らかにする良い作品です。倒産した会社の内実を知るには、良い作品です
個人読書履歴。一般文学通算291作品目の読書完。2006/05/105つ星のうち3.0かなりJAL批判が強い。JALが怒るのもむべなるか
国民航空(JAL)で強硬な組合活動をした刑として恩地はテヘランに飛ばされる。そのあいだに母は死去。死に目にも会えず。テヘランには妻子とともに赴任したが、日本人学校もない。それでもやっと設立され、こんなところにでも赴任してくれる日本の教師もいる。また、こういうところにもやってくる商社マンや獣医などの日本人達。異星での邂逅のよう。
海外赴任の苦労とか現地事情みたいなものが手厚く描かれている。たとえば、テヘランのバザーでは、とりあえず売り手はふっかける。買う方は言い値の1/5くらいからスタートして、4,5割くらいでおさめれば上々だが、駆け引きにエネルギーを取られる(忙しい文明国の感覚ではめんどくさい話である)。やっとテヘランの任期(刑期)が終わりそうになると今度はナイロビ赴任を言い渡される。
恩地は帰国したとき、桧山社長に談判しようとするが、桧山は入院中ですでに力はない。かつての組合の仲間は、つぎつぎと閑職においやられる。組合も経営陣の差金で第2組合(新労組)が設立されズタズタ。結局、ナイロビへは単身赴任となる。象の群れで弱った1頭が地面に倒れると、別の1頭が倒れた象の心臓を牙で一突きして楽にしてやる描写など、僻地感・異郷感を感じさせる描写も多い。
ある日、インドなどで国民航空は立て続けに飛行機事故を起こす。急激な路線拡張でパイロットが足りず、自衛隊が推薦するパイロットをそのまま面接だけで採用したり、副操縦士から機長昇格の資格試験を割愛したり、といろいろ問題点が指摘されている。
この事故が契機となり衆議院で特別委員会が開かれる。このとき旧労の沢泉委員長(恩地の後任)が恩地の流刑を暴露。恩地はついに日
今年の東京電力の原発事故といい、多少の違いがあるものの、大なり小なり企業のガバナンス構造が事故に影響を与えたことは間違いない。
山崎の取り扱った国民航空のモデルらしき某航空会社も、数年前経営難にあえぎ、会社更生を余儀なくされた。
山崎のよく使う、「魑魅魍魎」が跋扈していた、会社は、それらを取り除けるのか取り除けないのかの瀬戸際にいる。
この本に、全幅の信頼、これが事実だという認識を持つのは、怪しいものがある。しかし、そういう側面が少なからずあったといってもいいだろう。
日航のたどった、道のりをもしかすると東電もたどるかもしれない。
半官半民、親方日の丸体制、両者には多くのにかよっているところがある。
今、こそ読むべき本かもしれないと、年の瀬になって読み返してい
第2巻は、主人公の恩地がパキスタンからイラン、ケニアに盥回しにされた時期を中心に描かれます。各地での恩地の奮闘ぶり、そしてそのつど悲惨な目にあう(というか会社に遭わされているのですが)ドラマティック(?)な展開は相変わらずです。本巻では、時々、挿入される登場人物の回想風挿話(アフリカの女王とか、アフリカ原住民の先祖の話とか…)やちょっと冗長な感じを受けました。例えば旅券の手配をした象牙を買いあさる道楽家との接触とか何かの前フリかと思いきや、結局、本編のストーリーにはまったく関係なかったよね?
後半は、恩地が「旧労」の申し立てにより無事帰国の運びに。また、世界各地で国民航空機の事故が多発し、次巻の御巣鷹山編に連なるように、国民航空の構造的問題を匂わせていきます。帰国する恩地と墜落事故がストーリー上でどのように交わるのか。次巻へのイントロ的な結末のアフリカ編完結で
やはり恩地に共感はできない。
労働条件の不平等是正のために会社と戦ったとはいえ、結局のところは、労組対会社という権力対権力の政治的な闘争を行った結果が恩地の処遇だからである。あまりにもわかりきった結果だったのではないだろうか?
なぜなら、会社側に大きな権力があることは自明だが、労働組合も(合法ではあるが)ストという行為を行うことにより多大な権力を行使できるようになる。そうなれば、当然の帰結として最終的に権力が上回った方が自分たちの都合のよいことを行っていく。つまり、その結果が恩地の処遇であり、他の労組幹部の処遇であるということである。
最終的な権力という点で絶対的に不利な環境にあることは恩地ほどの明晰さを持っていれば、わかっていたはずだが、それらを振り切ってスト(ましてや首相のフライトの)を行おうとし、最終的に負けた。
その結果が、恩地の海外転勤であり、他の組合員の不遇なのである。
権力闘争の結果であり、あまり同情できないとともに、「もっと他のやり方があっただろうに」という思わざるを得ない。結局、会社も組合員も恩地も誰も得していない。
どうにもフラストレーションが残る。
アフリカから日本に帰った恩地はどうなっていくのか、次篇以降に期待である。
同僚もいない、日本人も少ない、家族とも離れ一人アフリカの大地で
すごすとはどのようなものであろうか?
自身の身に置き換えたときに主人公の孤独と苦悩がわか
現在の、JALの状態が予見できる小説です。
この企業風土があるため、改善不可能なのだと思います。
戦後からの経済動向や活動などを官・民との係わり合いをうまく表現できていると思います。
企業という組織は人間性を変えてしまう性質をもっているようです。一人ひとりと話せば、親切で優しい人であっても、組織の中に身をおくと平然と他人を陥れることができてしまいます。主人公は、労働組合の委員長として職を全うしたがために、企業という組織全体から攻撃をされてしまいます。カラチ、テヘラン、ナイロビ。海外出向は2年という規程を無視して人事は行われます。うさぎ跳び、という言い方を以前はしていました。会社側は辞めさせたい社員に転勤を繰り返し、自ら辞表を提出するのを待つわけです。国内でも、組合潰しの第二組合結成が会社主導で進められ、同じ組合の幹部達は徹底的な差別待遇が行われます。この話は、恐らく昭和40年代頃の日本の企業が共通して体験したものでしょう。第二組合の委員長の中には、その後労働貴族と呼ばれ、経営者以上に影響力を持つような人もいました。企業という組織は、様々な側面をもって、一人の人間に対峙しています。一人の人間を徹底的に潰そうとする一方で、その潰されかけた人を助けようとする人たちも同じ組織に同居しています。昔の企業の物語ではありません。今も形を変え、企業の中で蠢いている得体の知れないものを見たような思いがいたしました。
最終巻までついにその正体を明らかにしない恩地元、彼の真の正体が垣間見える描写が本巻P.196からP.205にさりげなく織り込まれています、
それはナイロビに到着した恩地と税官吏のささいな衝突、しかし恩地の正体が決定的にあからさまになる衝突です、
当事の発展途上国ならば当然に横行していた税官吏の嫌がらせに怒った恩地は接収されそうなタバコをカートンごと握りつぶし、さらになんとケニヤ国の紙幣を破ってしまうのです、
紙幣/貨幣は国旗と並びどこの国でもその国家を象徴し一定の敬意をはらって接すべきものである、という通常の精神の大人であればあたりまえすぎるような価値観が恩地に欠けていることがここで明らかになるわけです、それもまさに国家の出先機関である税関で紙幣を破る行為がどれほどその国を侮辱するものであるか、説明無用と私は考えますが、恩地の世代はそんなこと考えたこともないのかもしれない、
その後の行動がさらに読者を白けさせます、
警察に連行された恩地はどうにか署長にとりいり事件化を避けるのですが、自分を空港へ送らせた警官にチップを握らせ何をさせたかはぜひ書中で確認してください、(それができるならもっとましな処世をしたらどうなんだ恩地君!)
恩地の心に巣食う沈まぬ太陽という信念は、国旗・君が代への対応で処分されたアカ教員が、これからも戦い続けます、と反省も後悔も決してしないのとおんなじことなんでしょう、
本書で描かれたような労使関係の緊張が存在するような企業/組織の現実の末路はぜひみんなで見届けましょう、5つ星のうち5.0沈まぬ太陽2 アフリカ編(下)
投稿者高橋2009年5月4日
形式: 文庫Amazonで購入
主人公に対する、執拗な会社側の理不尽な報復。これに対して、自分を信じる仲間のためにも信念を曲げず、私腹を肥やす会社側に与しない姿が感動的です。実際には、主人公のようにされることはないと思いますが、少しでも報復人事等を経験した人は勿論、そうでない人も共感できると思います。また利益一辺倒の昨今、品質安全問題にも視野に入れたこのシリーズは、時代背景にかかわらず感慨深いものがあります。
パキスタン、イラン、ケニアと、恩地の海外たらい回しの旅は続く。
組合の副委員長として共に闘った同期の行天は会社側に寝返り
順調に出世を重ねていく。
そんな中、1972年に国民航空の旅客機がニューデリー、ボンベイ、
モスクワと連続して事故を起こす。事故調査班として現地に派遣
された国民航空社員の苦闘が書かれる。
しかし、事故原因をパイロットのミスとする社員の考えは無視され、
会社には空港設備の不備であるとの報告が出される。また、事故
原因調査に同行したパイロットが、同じパイロット仲間を擁護する
ため、自分の目で見た事実を信じず、執拗に仮定の想像を繰り返し、
空港設備に責任を求める姿にはあきれてしまった。
このような体質が、日本航空(作中では国民航空)123便墜落事故
に繋がって行ったのではないだろうか。
やがて、恩地に日本帰国の話が出てくる。しかし、それは会社側が
折れた訳では無く、連続事故の背景に国民航空の労使関係が影響
しているのではないかと国会で追及されたからであった。会社として
は、更なる僻地へ追いやる計画もあったようだ。
家族との別れ、出世を重ねるかつての仲間、海外で一人仕事をする
孤独、日本で会社に差別されながらも頑張っている組合の仲間、様々
な思いが積み重なり、恩地は精神的に追い込まれていく。
執拗な報復人事、組合つぶし、安全軽視の体質など、会社の非情
さが赤裸々に書かれるアフリカ篇。
そして物語は運命の御巣鷹山篇へと続
合員の待遇改善を目的に組合活動を活発に行ったことからアフリカに10年以上飛ばされていた主人公の恩地が組合員の働きかけでようやく帰国できるようになった。
アフリカ編(下)は読中爽快であったがその後はどうなるのか…楽しみである。
この面白さは最後まで挫折がないことは間違いない。
色々な登場人物が出てきたが行天と主人公の対比
がよかった。
行天も主人公から見るとうまくやっている奴のようではあるが
彼には彼なりの信念があるのだと思う.
失礼ながらアフリカに左遷というのがどうも自分から見ると
それほどつらいことには思えなかった。
実際、一度友人に借りて感動し、
どうしても自分の本棚に仕舞っておきたくなった書籍です。
全5巻を2回通り読んだことになります。
5巻で一つの物語である為、
各巻ごとの評価、というものは出来ません。
ノンフィクションであることで疑いなく沁み込んでくる内容。
疑いはないが信じられない現実が1ページごとに紐解かれていきます。
傑作です。
カラチ、テヘラン、ナイロビとたらい回しにされてきた恩地だが、沢泉組合委員長による国会での発言により、会社に非を認めさせた上で帰国できるようになった。しかし、それまでには母の死や第二組合の設立、自社機の墜落などの苦難が多々あった。
影の黒幕とも言える堂本は副社長に就任し、行天も同期の中でトップの出世頭となっていた一方で、組合と手を切れば帰国させるという話や自然に組合から抜けれるように管理職として帰国させる話があったが、日本で辛い目にあいながらも組合活動を続ける仲間を見捨てることができず、断ってきた。
そんな恩地も、孤独感や家族への思い、会社への憤懣から精神的に追い込まれていった。しかし、自社機墜落が思わぬきっかけとなり、度重なる会社からの嫌がらせにも屈せず、組合からも抜けることなく、ついに帰国できることになったのだった
こういう良質な小説が、文庫本になって残るのは、ありがたい。
小説としているが、取材を重ねたドキュメントと言っても良いと思う。
それくらい不条理、かつ、その時代に生きていたサラリーマンの身の振り方次第(経済奴隷となるのか、あくまで主張に向かって戦い続けるのか)で、生かされ方が極端に変わるという面を見せつけてくれている。
読めば怒りがこみ上げ、主人公・恩地を応援したくなる。
小説で気持ちがシンクロして泣けてしまうのは、特に家族を犠牲にしてまで会社に尽くしてきたものに対する、全く非礼な扱いであった。
現代でもそういう面は、多かれ少なかれあると思う。
書かれている題材が、半国営の航空会社であった頃のものとはいえ、海外に展開する会社組織で、従業員を奴隷程度にしか思っていない、日系企業を思い出します。
あの時代から、どこも変わっていないのではないだろうか?と感じたりしました。
コ
外国商法はいかに生真面目な日本人サラリーマンにストレスを与えることか・・・。
労働争議の報復人事で諸外国をたらい回しにされる主人公恩地の今回の流刑先はイラン。
ここは日本人一般に馴染みのない、「ペルシア商法」がまかり通る場所ではあったが、恩地はそこでも自分流の矜持を崩さない。だが、企業の報復はさらに執拗で、約束反故を繰り返すと、今度はケニアへの赴任を命じる。家族とも引き裂かれ、まともな仕事とて無く、ついに恩地に狂気が宿りかける・・。
第二巻はさらに企業の卑劣な陥穽に翻弄される恩地のさらなる運命が加速する。
1巻から継続して読んでいったためか、すでに恩地の運命は私にとって他人事ではなく、彼を応援する旧組合員や応援者らと同一とさえ錯覚してきた。
不条理に負けない男、恩地よ、がんばれ!
やや希望的な終焉を迎えた本編だが、次巻は運命の御巣鷹山編となり見逃せない。
著者が冒頭に述べている。この作品は取材した事実に基づき、それを小説に再構築した、と。さらにあとがきには、政界と結びついた巨大組織の力の前に、一時は挫折しそうになったとある。
本書をひとことでいうなら、人の命をあずかる企業の経営人が、国の中枢部と狎れ合い利権と自己保身に走った結果、起こるべくして起こった日航の御巣鷹山事故、その背景と真相の真摯な解明である。
読んでいる途中、あまりの毒気に何度となく本を伏せた。ページを繰る手がすすまない。地位、名誉、権力、金の魔力の恐ろしさ、その中を泳ぎ抜くために絞る知恵のうす汚さ、節操のなさ。そこで俗にいう世渡り上手は、みごとに《人間らしさ》を殺ぎ落としていく。《倫理》ということばが廃れていく久しいが、信仰のうすい民族が倫理観まで失ったら、あとに何が残るだろう。うそ寒いものを感じる。登場人物の中には心を洗われるような人間もいるだけに、よけいその対比が著しい。
それにしても著者のご苦労が偲ばれる。読んでいて苦しいのだから、書かれる立場はいかほどであったろうか。現在を生きる作家の使命として、面を上げて不条理を書き上げられたことに深い感銘を覚える。
ニューヨーク、ブロンクス動物園の《鏡の間》では、この地球上でもっとも危険かつ獰猛な動物に
小説の人物とわかっていても、主人公・恩地元の良心のともしびには、まったく頭がさがります。
自社から徹底的に排他され、海外僻地たらい回しの目に遭っているうちについに起きた、自社の連続飛行機事故・・・・ついについに、日本全国に、自社体勢の甘さが明らかになる!精神をも追い込まれていた恩地は、ようやくサバンナに別れを告げ、家族が待ち臨む帰国の途についた。そしてその11年後。彼を待ち受けていたのが、あの、世界史上最悪の御巣鷹山での事故だった----次巻「御巣鷹山篇」に突入する!もう止まらない!!
おもしろそうな本だなと思い、文庫本で発売されるのをず~っと待っていました。やっぱりおもしろかった!高度経済成長期の日本と日本企業を舞台にしていてNHKのドラマ向きのシリアスで重厚な内容です。2巻までのところ、小説の舞台が男性社会の企業で、時代が昭和4,50年代のせいかも知れませんがお上品な喋りのスチュワーデスさん(今はキャビンアテンダントと言わなければならないのでしょうか?)以外は家庭を守る妻ぐらいしか女性が出てこないのがおもしろくないといえばおもしろくありません。3巻以降、もっと女性に動きが出てくることを期待しています。
山崎 豊子さんの本は「大地の子」に次いで 読みました。「沈まぬ太陽」も「大地の子」同様に 綿密な取材活動のもとに、描かれている力作だな、と思いました。特にこのアフリカ篇・下では、主人公・恩地氏が
会社から受ける、不当人事の行使に屈することなく、「空の安全」を願う組合の一員として、カラチ、テヘランと僻地を盥まわしにされた後、最後はナイロビという遠くアフリカでの勤務を命ぜられ、まさに流刑に等しい人事に耐えながら、あくまで自らの鉄のように固い信念を貫こうとするものです。これは、読んでいる私達にも非常に臨場感あるように描かれているため、ひしひしとその場の状況、光景が伝わってきます。早く先が読みたくなる本です。
— 没有更多了 —
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