日文 日本文化の歴史 (岩波新書) 尾藤 正英
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作者尾藤正英
出版社不详
年代不详
装帧平装
货号钢3-4
上书时间2023-04-06
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商品の説明
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「いま、日本の文化が問われている。一つには、私たち日本人の自己認識(アイデンティティの確立)のためであり、もう一つは、国際化の潮流のなかで、日本とは何かを、世界に向けて発信するためである。いずれの目的のためにも、はたして私たちは、日本あるいは日本文化についての、明確な認識をもっているといえるのであろうか」
著者はまずこう問いかけ、古代から近代にいたる日本人の思想、日本文化の形成過程を描き出していく。目からウロコの落ちる本である。たとえば、日本人は「お上(権威)」に弱い、あるいは「個」がない、という常識がある。明治以降、日本が異例なスピ-ドで西洋文化の導入に成功したのは「儒教文化圏」だったからだという説もある。しかし、日本人が権威に弱くなったのは、西洋文化の導入によって天皇の君主としての性格を西欧的皇帝に近いものにした明治以降のことで、本来の日本は「権威否定」の思想を伝統的に持っていた。近代化に成功したのも、鎌倉時代以降に形成された「武家」が、儒教の「礼法」的支配階級ではなく、現実政治の実務家と技術者をそろえたテクノクラ-ト集団だったからだと言う。
日本人自身が抱いている日本人像が、いかにいい加減な知識で作り出されたものであるかが、よくわかる。このようなステレオタイプの自己認識が生まれた原因について、著者は「戦後改革の中で、過去の伝統を『封建的』とみなし、これを廃棄しようとする風潮が生まれて」、歴史と現代の断絶が大きくなったため、と見ている。(伊藤延司)
内容(「BOOK」データベースより)
日本人の日常生活に息づく伝統が解体しつつある今、私たちの自己認識はどこにたどり着こうとしているのか。人々の価値観や生活意識を示すものとしての宗教や思想を中心に歴史をたどり、国家や社会組織のあり方の変化に対応して、新しい時代の文化を主体的に形作ってきた日本社会の活力と、その固有のエートスを描き出す。
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登録情報
出版社 : 岩波書店 (2000/5/19)
発売日 : 2000/5/19
言語 : 日本語
新書 : 239ページ
ISBN-10 : 400430668X
ISBN-13 : 978-4004306689
寸法 : 11.5 x 1.3 x 17.8 cm
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