日文原版书 対談 前田英樹×安田登 からだで作るの思想 単行本 – 2013/6/10 前田英樹 (著) 安田登 (著) 剣術、能、寄席の芸。それぞれの道において体得したものを語り合い、掘り下げる中から、行き詰まった西欧文明原理を超える古くて新しい身体知にもとづく文明原理が新たな意味合いを帯びて立ち現れる。
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作者前田英樹
出版社大修館書店
ISBN9784469213447
出版时间2013-01
装帧平装
货号安39
上书时间2022-06-02
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名称：日文原版书 対談 前田英樹×安田登 からだで作る<芸>の思想 単行本 – 2013/6/10 前田英樹 (著)， 安田登 (著) 剣術、能、寄席の芸。それぞれの道において体得したものを語り合い、掘り下げる中から、行き詰まった西欧文明原理を超える古くて新しい身体知にもとづく文明原理が新たな意味合いを帯びて立ち現れる。
作者：前田英樹
品相：九五品
出版时间：2013
装订：平装
ISBN：9784469213447
出版社：大修館書店
货号：
安39
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単行本: 243ページ出版社: 大修館書店 (2013/6/10)言語: 日本語ISBN-10: 4469213446ISBN-13: 978-4469213447発売日： 2013/6/10梱包サイズ: 18.6 x 13 x 1.8 cm内容紹介フランス現代思想の研究者にして剣術の遣い手でもある前田英樹と、能楽師にしてロルファーとしても活動する安田登による対談集。マルチな活躍を見せる二人が、武術や能に共通する古来からの日本人の体の使い方?捉え方を基盤に、わざや型を深める稽古の仕方、学びのあり方、それらの底流をなす日本文化の深層などについて縦横に語り合う。内容（「BOOK」データベースより）剣術、能、寄席の芸。それぞれの道において体得したものを語り合い、掘り下げる中から、行き詰まった西欧文明原理を超える古くて新しい身体知にもとづく文明原理が新たな意味合いを帯びて立ち現れる。著者について1951年生まれ。立教大学現代心理学部教授。専門はフランス思想、言語論、表象文化論。新陰流剣術の練達の使い手としても知られる。著書に『沈黙するソシュール』(講談社学術文庫)、『独学の精神』(ちくま新書)、『言葉と在るものの声』(青土社)、『倫理という力』(講談社現代新書)など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)前田/英樹1951年、大阪府生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。主として東西の思想、文学、美術、映像を対象として論じる批評家。また、十九歳から新陰流剣術を学び、現在は新陰流?武術探求会を主宰している 安田/登1956年、千葉県生まれ。大学では中国古代哲学を専攻。現在、下掛宝生流ワキ方能楽師。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の舞台に接して衝撃を受け、二十代後半で入門。舞台以外でも、国内外でさまざまな形で能のワークショップを行い、異分野とのコラボレーションにも活発に取り組んでいる。また、朝日カルチャーセンターなどで能の身体技法を現代に活かす身体講座の講師も務める。その一方で、東京?広尾の寺を拠点に各地で「寺子屋」と称する私塾を主宰し、論語の独自の読み解きを軸に、幅広い興味のおもむくまま参加者と共に身体知に基づく知的探究の会を展開している目次 第1部 武術と能をつなぐもの(武術と能―その身体を支えるもの身体を通して文明の“根本”を生き直す米作りが生んだ暮らしと信仰芸と職人仕事の奥にあるもの)第2部 震災に思う(震災とは何だったか身体を通した学びを取り戻す)第3部 独り、芸を生き通す(掴み取られた俗曲師への道和芸を磨く身体“芸”の文明、その優越を主張する)トップカスタマーレビュー海ベスト500レビュアー5つ星のうち5.0「能」と「武術」という日本文化の深層から現れるもの。2014年1月18日この対談は、西洋という補助線を使うと明確となる。西洋は、脳により環境を対象として扱うため結果は、概念的且つ抽象的となる。日本は、具体そのものを「み＝身」で把握する。西洋は、未来?現在?過去という概念の時制を作った。日本は、時制はない。体験する現在が全てであり一拍、一拍である。西洋は、リズム（抽象し分割した均一の時間）であるが日本は、拍子?間（時空間）であり不規則である。呼吸についても、「吸う」に対し「吐く」を重視する呼吸となる。音の高低や拍子?間は、五線譜により予め決まっているのに対して日本では、場により自在となる。また、集団主義でなく個である。西洋は、時制があるため進歩を好むが、日本では、むしろ齢を取るにつれ味が出るという。西洋の心?体に対して日本では、体と心の深層にある「み」、「思い」に眼を向ける。能は、仮面を被り、動きは体軸の最少の移動で、型があり、舞台も単純化されていて「深層」が現成しやすい工夫が為されている。「せぬ隙」という世阿弥の言葉がある。音も謡も掛け声も出ていない無音の時間、更に舞われてもいない無の時空間の事であり、この「コミ」（呼吸）を観客も共有する事により能楽堂全体が一つの呼吸する時空間となっていく。そして、一つの間を瞬間、瞬間に創り出す。これは、武術に於いても同様で「間積もり」と云われている。そして、その時空間は、あらゆる可能性をそこに孕み得る。柳生新陰流では、移動軸を以って敵の移動軸を崩して勝つもので極めて厳密な原理が働いている。それは、勝つを予め知り尽くす真の法である。能の型は、具体を省略し表層の体も極力使わず深層の「み」による動きを行う。一見、面白くないが見ているうちに自分の「み」の深い「思い」が刺激される。「体」による演技は、演劇?映画などに適しているがどんなに抑えてもそこに意味が現れてしまう。そこに、不変の「思い」はない。「ワキ」とは、不可視の存在（この世のものでない神か仏か死者か悪霊か霊か亡霊か鬼か）を知らせる。仮面を付けない直面（ひためん）の現実の者である。「シテ」は、仮面を使うこの世に生きていない者である。夢幻能の本質は、あの世を借りたこの世の「再生」である。能楽の人たちは、筋トレとかマラソンとかしないが古武術の人も同様である。百害あって一利なしであるからである。割りばしとかコヨリとかの軽いものを振るのが一番難しく、鍛造された日本刀ほど体の移動をうまく吸収してくれる道具はない。表層筋でなく深層筋（体軸に付いた筋肉群）を使うが站椿功?立禅は、その鍛錬である。日本の芸事は、ある段階まで達していれば１０年位稽古しなくても下手になるものではない。日本人は、同化?吸収?融合原理の古神道（惟神の道）が浸み込んでいる。大陸から仏教が入ってきても儒学が入ってきてもいつの間にか、古神道化してしまう。新陰流の軸移動も西洋流の反発でなく流れの中のに溶け込む事である。日本の神さまは、神さまもどうしていいか分からない時は、占いで決める。これに対する疑問は、漢心から生まれるもので、あるがままに受け取らなければいけない。それは、絶対的循環性（稲作）から来る。どこかに、究極的神がいてそれに服従するという考えは始めからない。一神教?多神教という考えもない。「多にして一」の感覚を私たちは、普通の事として持っている。日本刀について、稲作発展の中で鉄器に対する深い信頼、尊崇の念が生じたのではないか。それがあらゆる鉄器を含んだ神体のようになった。荒神谷遺跡の大量の銅剣もまさに武器でなく祭器としての銅剣である。精神とか心とかが脳に在るとは思われない。脳という身体器官は、色んな運動図式を働かせるスイッチみたいなもので記憶もそんな所にはない。そもそも、モノでないものをどこに在るかという事自体が間違っている。肚に在ると言われれば解かる。肚を据えれば体全体の姿勢が定まってスッと落ち着く。自然との回路を通して考えることが余程上等である。第三部の桧山うめ吉さん。佐藤マサノリさんも自分の言葉を持っていて魅力がある。全体として充実した濃密な対話であった。もっと少なく読む8人のお客様がこれが役に立ったと考えていますセオラメダカーズ5つ星のうち4.0身体は何をおしえるか2014年4月27日以前ダンスを習っていたときは、自分の身体をリズム通り、振り付け通り従わせることに集中した。実のところあまり楽しくなかった。なぜなのか、この本を読んでわかったような気がする。（自分の場合、）「身体を通した学び」になっていなかったのだ。脳が身体を統制下におくことでは、身体からの発見の喜びがなかったのだと思う。それに比べ、謡を習ったときは、声を出すことで自分自身から出られるような気がした。自分が声を出すのではなく、声がどこかに連れていってくれる感覚。それがなんなのか、ずっと疑問だったが、少し解けたような気がする。安田によると、「芸」とは「藝」、神域である「社」に樹を植えるさまをあらわすという。（２３８頁）本来は神事である芸は歌舞で神霊と交信する。武芸は他者とコミュニケーションする装置。このような装置を駆動させる型が、今の時代まで受け継がれてきたことは、素晴らしい。日本人が（あるいは外国の人も）この財産に気づき、大事に継承していかなければ、とてももったいないことだと思う。第３部で桧山うめ吉さんが話に加わるが、この若い女性の俗曲師の方のインパクトもすごい。前田、安田両氏の抽象的な部分も、具体的な話にときほぐされて、理解が深まる。実に楽しい本だった。4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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