• ◇日文原版书 上方武士道 (春陽文庫) 司馬遼太郎 (著)
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◇日文原版书 上方武士道 (春陽文庫) 司馬遼太郎 (著)

28 八五品

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北京通州
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作者司馬遼太郎

出版社春陽堂書店 (1966)

出版时间1966

印刷时间1986

装帧其他

货号通59

上书时间2022-05-31

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品相描述:八五品
8.5成新
商品描述
上方武士道  (春陽文庫)  司馬遼太郎 (著) 
文庫: 402ページ 
出版社: 春陽堂書店 (1966) 
発売日: 1986年发行 
商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm 

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【司馬的関西武士道】
直木賞受賞作「梟の城」に続く長編第2作で、昭和35年1月から8月まで週刊誌に連載された。当時司馬は36歳。

舞台は尊皇攘夷の嵐が吹き荒れる騒乱の幕末。幕府の動向を探るため、京都公家勢力の密偵として3人の男が江戸を目指して旅立つ。道中、幕府方の追手をかわしつつ、剣戟あり、恋あり、忍術ありで、まるでロードムービーのような楽しさだ。司馬自身は、大坂がフリ出し、江戸がアガリのスゴロクのような小説、といった。

本作のミソは、主人公たちが「関西出身の武士」ということだ。

主人公高野則近は公家侍、従者の百済ノ門兵衛は大坂弁丸出しの地元役人、青不動は伊賀忍者の棟梁。いずれも伝統的な武士のイメージとはずいぶん違う。忠臣蔵的な武士を伝統的武士とするならば、本作の主人公たちは商品経済の発達した市民社会の武士である。

鎌倉の世、武士は関東から起こった。江戸時代もなお、武士の本場は関東であった。その中にあってひとり大坂は独特の道徳感をもった市民主義的社会を構築していた。本書の作品のテーマについて司馬は、伝統的武士道へのアンチテーゼとして書いた、といっている。封建の世に独自の町人文化を築き、武士とは違った道徳律を持った少数民族としての大坂人を描いた、ともいった。

タイトル「上方武士道」の「上方」は「ぜえろく」と読ませる。ただしくは贅六と書き、もとは商家の丁稚や小僧を指す言葉であったが、転じて関東人が関西人を軽蔑していう言葉となった。周知のごとく司馬は関西人だが、あえて「ぜえろく」という言葉を用いたところに、司馬の関西人としての照れとやや屈折した誇りが感じられる。

娯楽時代小説としての面白さという観点では、プロットも人物造形も後年の作品には遥かに及ばないが、大坂という土地を正面から扱った作品として、司馬の足跡を辿るには欠かせない作品である。司馬の大坂観、関西観に興味がある方にお勧めしたい。

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