• 正仓院展 第74回 2022年
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正仓院展 第74回 2022年

188 全新

库存3件

北京朝阳
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作者正仓院

出版社奈良国立博物馆

出版时间2022

装帧平装

开本16开

上书时间2023-06-13

   商品详情   

品相描述:全新
商品描述
题 目:正仓院展 第74回 2022年

作 者:奈良国立博物馆

出 版:奈良国立博物馆,2022

装 帧:平装,148页

尺 寸:21*29.7 cm

正倉院宝物は、かつて東大寺の倉であった正倉院に収納されていた品々で、その数はおよそ9000件を数えます。正倉院展は、これらの中から毎年60件前後が厳選され公開される展覧会で、今年で74回目を迎えます。今年の正倉院展も例年と同様に、美しい工芸品から、奈良時代の世相がうかがえる文書まで、様々な品が出陳されます。

 天平勝宝8歳(756)6月21日、聖しょう武む天てん皇のうの四十九日に合わせ、后きさきの光こう明みょう皇こう后ごうが東大寺盧る舎しゃ那な仏ぶつに献納した品々は、正倉院の中でもとりわけ由緒ある宝物として知られています。今年はその中から、繊細かつ華やかな文様が施された漆しっ背ぱい金きん銀ぎん平へい脱だつの八はっ角かく鏡きょう(黒漆地に金銀飾りの鏡)などの工芸品のほか、黄おう熟じゅく香こう(蘭らん奢じゃ待たい)と並んで名香の誉れ高い全ぜん浅せん香こう(香木)が出陳されます。

 聖武天皇と光明皇后の娘?称しょう徳とく天てん皇のうにまつわる銀ぎん壺こ(大型の銀製の壺)も見逃せません。この品は、天平神護3年(767)2月4日、称徳天皇が東大寺に行幸した際の大仏への献納品と考えられ、その破格の大きさもさることながら、表面に施された騎馬人物や鳥獣の細かな線刻文様が目をひく逸品です。

 さらに今年は、奈良時代の装いに関連する宝物が多数出陳されるのも特徴です。犀さい角かくの魚うお形がた(腰飾り)や彩さい絵えの水みず鳥どり形がた(鳥形の飾り具)は、高貴な身分の人が腰帯から下げたり、衣服に縫い付けたりして用い たと考えられ、わずか数センチの大きさでありながら、魚鱗や鳥翼に施された精密な細工には目を見張ります。また、犀さい角かくや象ぞう牙げといった珍ちん貴きな素材を用い、美しく装飾された斑はん犀さいの把つか緑りょく牙げ撥ばち鏤るの鞘さや金きん銀ぎん荘かざりの刀とう子す(腰帯から下げた小刀)は、実用性をも兼ね備えた装身具の一種として注目されます。

 奈良時代は仏教が国こっ家か鎮ちん護ごの役割を担い、法ほう会えが盛んに営まれていました。伎ぎ楽がく面めん 力りき士し(楽舞の面)は、天平勝宝4年(752)の大だい仏ぶつ開かい眼げん会えで使用されたことが墨書から判明する品で、表面に施された鮮烈な赤が華やかな法会の情景を浮かび上がらせるようです。粉ふん地じ彩さい絵えの几き(献物をのせた台)の鮮やかな彩色文様や、金こん銅どうの幡ばん(金銅製の旗)に見るバラエティーゆたかな透すかし彫ぼり文様もまた、法会のきらびやかさを引き立たせたことでしょう。このほか、空くう海かいが本格的な密教を伝える以前の古式の法具?鉄てつの三さん鈷こ(古密教の法具)は、厳かな法会の様子を今に伝えています。

 これら数々の宝物は、伝統を重んじる人々の弛たゆまぬ努力によって守り伝えられてきました。会場の最後に展示する錦にしき繡しゅう綾あや絁あしぎぬ等など雑ざっ張ちょう(東大寺屛風に貼り交ぜられた染織品)は、江戸時代の天保4年(1833)の開封を機に屛風に仕立て整理された奈良時代の古裂の断片で、正倉院における保存整理のさきがけとして象徴的な意義をもっています。これらの染織品を通して、現代に至る宝物伝承の取り組みに思いを馳はせていただければと思います。

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