日文原版书 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫) 2004/6/25 米原万里 (著) 第33回(2002年) 获奖畅销书 大宅壮一ノンフィクション賞受賞
1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
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作者米原万里 (著)
出版社角川書店
ISBN9784043756018
出版时间2004
装帧平装
货号安A36
上书时间2018-04-29
商品详情
- 品相描述:八品
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护封边角有点磨和胶条粘。
- 商品描述
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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫) 米原万里(著)
文庫:301ページ
出版社:角川書店 (2004/06)
ISBN-10:4043756011
ISBN-13:978-4043756018
商品の寸法:15 x 11 x 1.5 cm
内容紹介
1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
内容(「BOOK」データベースより)
一九六〇年、プラハ。小学生のマリはソビエト学校で個性的な友だちに囲まれていた。男の見極め方を教えてくれるギリシア人のリッツァ。嘘つきでもみなに愛されているルーマニア人のアーニャ。クラス1の優等生、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。それから三十年、激動の東欧で音信が途絶えた三人を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
米原 万里
1950年、東京生まれ。ロシア語会議通訳、エッセイスト。60‐64年を在プラハ?ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。2002年、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)、『魔女の1ダース』(講談社エッセイ賞)、『オリガ?モリソヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
目次
リッツァの夢見た青空
嘘つきアーニャの真っ赤な真実
白い都のヤスミンカ
トップカスタマーレビュー
M4RNGR
5つ星のうち5.0『世界わが心の旅 プラハ 4つの国の同級生』(YouTube)と一緒に楽しむこと
2017年1月5日
形式: Kindle版|Amazonで購入
米原万里といえばTBSの『ブロードキャスター』のコメンテーター。というイメージしか持っていなかった頃に、エッセイ『ロシアは今日も荒れ模様』を読んでその文章の上手さ、面白さに驚いたのを思い出す。当時、「テレビコメントよりも文章の方が良いな」と思ったような気がする(気のせいかも)。
そして、随分と久しぶりに米原万里の本を読んだ。今度は『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』。タイトルだけでは中身がまったく想像出来ないので、余程のきっかけがなければ恐らく手にすることもなかっただろう本である。
本書で登場するプラハのソビエト学校時代の親友3人は皆それぞれ国籍が違う。吉本ばななは「だれもに未来がいっぱいにあった頃の生命力いっぱいの空気」と書いたが、親友達とのエピソードからはまさにそんな空気に充ち満ちたソビエト学校時代が感じられる。米原がソビエト学校で過ごしたのはわずか5年。その後、4人は様々な運命に翻弄されながらそれぞれ別の人生を歩み、およそ30年の時を経て米原が親友立ちを求めて東欧各国を探し歩く…というストーリーである。
結局みんな子供時代に描いた未来は実現しなかったけど、30年ぶりに再開してみるとそれぞれ分別のある大人になっていて、それぞれの人生を生きていた。それは本書の元になったと思われるNHKの『世界わが心の旅 プラハ 4つの国の同級生』(YouTube)を見るとよくわかる。実際の映像でみる再開の場面は、ちょっとどこかよそよそしい。意外とみんなドライな大人だなぁと感じさせられる。でもそれはカメラが回ってるから当然のことであって、本書を読むと実はそうではないことがよくわかる。大人の装いの下には、ソビエト学校自体ど変わらぬ子供のままの姿が残っているのである。
尚、旧共産圏のリアルに興味をお持ちの方にもお勧めです。
Amazonカスタマー
5つ星のうち5.0共産主義国の世界を知るにはとてもよい教本です
2017年4月5日
形式: Kindle版|Amazonで購入
共産圏各国要人の子弟が集まる学校というとそれだけで何かの映画のようだが、
出身国の情勢があやうくなると、たちまちクラスメイトから
距離を置かれるなど、普通の学校とはまた違う苦労を強いられており、
ここにいる子供達は、否が応にも自分の生まれた国を背負いながらの学校生活を過ごしている。
3つのエピソードそれぞれのヒロイン達と著者が幼少時代に過ごした目線と、
30数年後著者と再開したときの目線で描かれている。
共産圏の時代の流れというものを、大人になったヒロイン達の姿を通して見ることができる。
ある者は人間の強さというものを教えてくれたり、またある者は
まるで母国に未練は無いというような、残酷な現実も突きつけてくる。
この本を読むと、民族というアイデンティティの根深さがわかる。
日本という島国で暮らしていると、「自分は日本人だ」という感情はほとんど沸かない。
せいぜい海外旅行に出た時にようやく自覚できる程度だ。
「民族感情は合理的に割り切れないから厄介なんだよ・・」
欧州や中東など、陸続きの国は争いが絶えないのも、こういった
「割り切れない事情」があるからだと思った。
「人類皆兄弟」という言葉が、いかに薄っぺらいかを痛感した。
Hirouch
ベスト1000レビュアー
5つ星のうち5.0エッセイを超えたレベルのエンターテイメント
2017年8月1日
形式: 文庫|Amazonで購入
実際はエッセイなんですが、読者に与える影響はその枠に収まりきりません。
良い小説のように話に物事の本質つく深みがあり、
テレビドラマのような気軽さは保ちつつ、
コミックのような時を忘れる中毒性を備え、
良い映画を観た後のような心地よい余韻に浸れます。
これらを全て持ちつつも教養は忘れない。恐るべし本です。
— 没有更多了 —
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