◇日文原版书 AMEBIC 単行本 金原ひとみ (著)
さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eats away the Brain,it causes Imagination Catastrophe.]「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と分裂の果てに「私」はそれを「彼」に伝えようと…。パソコンの画面に残された、支離滅裂な「錯文」。これを書いたのは私なのか、
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河北廊坊
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作者金原ひとみ
出版社集英社 (2005/7/6)
ISBN9784087747690
出版时间2005
装帧平装
货号通42
上书时间2015-02-04
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商品详情
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- 本体9.5成新。护封上边缘有点磨和一小缺口，如图。
- 商品描述
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AMEBIC [単行本] 金原ひとみ (著)
単行本: 170ページ
出版社: 集英社 (2005/7/6)
言語: 日本語
ISBN-10: 4087747697
ISBN-13: 978-4087747690
商品パッケージの寸法: 19.5 x 13 x 2 cm
内容紹介
さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ
AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eats away the Brain,it causes Imagination Catastrophe.]「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と分裂の果てに「私」はそれを「彼」に伝えようと…。 著者インタビューはこちら。
内容（「BOOK」データベースより）
さあ私の太陽神よ舞い上がれ、安宿に泊まる私を照らせ。パソコンの画面に残された、支離滅裂な「錯文」。これを書いたのは私なのか、それとも私ではない私なのか。
トップレビュー
☆彡
5つ星のうち5.0共感できる
2014年10月30日
形式: 単行本Amazonで購入
抗鬱剤とか出てきて、同じ境遇の僕にはとても共感できます。
婚約者と主人公の修羅場の場面が一番好きです。
人気作家で心が病んでる方は少ない気がするので、貴重な存在だと思います。
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Amazonカスタマー
5つ星のうち3.0金原ワールド全開の一冊。
2009年6月8日
形式: 単行本
この物語は支離滅裂、意味不明な文章で始まる。
改行もなしで誤字脱字。
なんじゃ、これ？？？と思った時点ですでに、
読者は金原ワールドに足を踏み入れているのだろう。
薬と酒でラリっちゃうと無意識に散文をパソコンに打ち込んでいる、
という拒食症の女性が主人公。キーワードは、分裂。
素面になった彼女はもう一人の自分がパソコンに残す軌跡に、
怯えると同時に、何かを必死で読み取ろうとする。
無意識の自分が“自分”に何を伝えたがっているのか。
まだ混沌としている物語で、金原氏の中でまだ
熟成途中、という印象を受けた。
たぶん、これを物語のカタチまで落とし込んだのが
「ハイドラ」なんだと思う。
でも悔しいくらい、夢中になって読んでしまうのが
金原ひとみの作品の魔力なんだと思った。
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ライラライ
5つ星のうち5.0『皮膚文学』の集大成
2007年1月5日
形式: 単行本
「裏返った脳を覆うアメーバ状の皮膚」といった書いていて自分でも
よく意味がわからない言葉をレビューの一文目に起きたくなるような
気分にさせてくれる小説。僕は金原ひとみの書く小説を「皮膚文学」
と勝手に名づけているんですが、そういう感覚が研ぎ澄まされた集大成
的小説だと思います。現在での金原ひとみの最高傑作だと思います。
金原ひとみはあるインタビューで村上龍の『コインロッカー・ベイビース』
に深い衝撃を受けたと語っていて、その村上龍のグロテスクさと、金原ひとみ
がよく観にいくという劇団「大人計画」の笑いの要素が上手く混ざり合った
物語や場面を世間で下品だと捉えられがちな語彙や記号を駆使した過剰な
感情描写を吐露していく饒舌文体で描いています。
この文体がクセになるんです。
しかも、この『AMEBIC』は「錯文」という作中作を使ってメタフィクショナル
な仕掛けもあり、文学的な愉しみも味わえます。
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やひろ
5つ星のうち3.0パラノイア状態を正常
2010年4月27日
形式: 単行本
本作にストーリー性はあまりない。だがまったくないのかといえばそういうわけでもなくて、単に''希薄'≠ﾈのである。途中まで読んでいくと、いちおうストーリーはあるということが明かされる。しかし彼女の書くものはすべてそのときどきの自分のコピペなのではないかとネットでは中傷めいた書き込みがされているようだけれど、まるで擁護する必要はなさそうな感じである。もちろんそれでもまったく構わないだろう。文学ってやつは基本的に自由なのだから。自由こそが文学なのだから。私小説という形式もあることだし、それはまったく構わないだろう。しかし、毎度毎度それをやっていると主人公に深みがなくなってくる。まあこれは少し考えればわかる話。自分の人生はひとつしかないから、小説としての''未来'≠ﾍいくらでもつくれるけど''過去'≠ﾍひとつしか存在しないということになるからだ。いきおい、主人公には過去がうすくなる。というか、考えてない以上は書けないのだろう、実際。本作ではほとんどそういったものが出てこない。
どうやら主人公はナチュラルハイの究極形とでもいうべき、精神錯乱を自動的かつ必然的に起こしてしまう体質であるらしい。わかりやすくいうと病気である。だがそういってしまうと元も子もないので、まあいちおうそういう体質ということにしておこう。しかしそうい設定でありながらも、一種のパラノイア小説に分類されるのだと思う。厳密にいうとパラノイアではないのかもしれないが、村上龍の『イビサ』、姫野カオルコの『不倫（レンタル）』、なども類的にはそれだと思う。だが、全体が凶気で充満しているのは彼女の作品が一番かもしれない。
芸術というのはときにして''行き過ぎた'″s為が評価されることがあるようである。なぜならば、''こんなものを作品といっていいのだろうか'≠ﾆいうラインを飛び越えた作品はそれだけで評価される傾向にあるからである。つまり、''これでいいのだろうか'≠ﾆ思うこと自体が芸術なのだ。ある意味、思い切りがよすぎて批判ができないということだろう。頭でっかちの評論家は抽象的な言葉づかいでほめたりはするだろうが、一般の読者は辛らつだ。他の方のレビューをのぞいてみると、''つまらない。幼稚。なんでこんなものが評価されるのかわからない'≠ﾆいったレビューもあるのは確かである。読者というのは気取らないから、ある意味率直でとてもきびしい。
たしかに読んで興味深いと思ったのは確かだったが、とくに名作だと感じたわけでもない。主人公はパラノイア状態と正常を行き来するのだが、パラノイア状態の文章はカオスである。もちろん金原ひとみ自身がパラノイアになっているわけではないだろうから（それでも半分くらいは本気だと思うが）いいのだが、いかに無意味性を説いたのだとしても快感を感じさせる箇所はきわめて少なかったと言わざるをえない。率直にいうと、読むのがつらい箇所も多かった。
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よみーな
5つ星のうち5.0切られたライム
2010年11月25日
形式: 単行本
amebic、アメ―ビック。英語、アメーバのような。
極限の孤独感、分裂する「わたし」と統合しようとする「わたし」の激しいせめぎあい。
食べもの、生きることの生なましさ、生臭さを受け入れられない「わたし」。
「彼」の婚約者になりきるときだけ、「わたし」は固まっていられる。
「こんちくしょう誰か助けてくれればいいのに誰かが私を多すれに来てくれるばいいのに誰かが。（Ｐ１１４、原文のまま）」
「錯文」でさえ読ませてしまう、文の芸。
そこから響いてくる、痛い痛い痛い心の痛み、孤独感。
分裂したライム、かつて「地球と一体化していたかもしれない」ライム。
「完全であった頃の自分を、ライムは思い出しているだろうか。」（Ｐ１６０）
こういうことをこういう風に書けるなんて、やっぱり金原ひとみは突出した小説家だ。
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naonao-703
5つ星のうち5.0正気と狂気の癒合
2005年7月25日
形式: 単行本
いきなりラリってる文章から始まり、このままかと思ってたら正気の文章に
これは主人公が錯乱と正気を繰り返している日常を示す
錯乱したとき、常に何かを書きとめているもう１人の自分
外出のタクシーに乗る度に、彼氏の婚約者のフリをするのも自分
食べ物の摂取を１年前から止め無欲になってきた筈なのに
彼女のなかで分裂が始まってゆく。
人間は本当にしたたかで自己をコントロール出来そうに思うが
大切にしないまま生きてゆこうとすると反乱に見舞われる。
この反乱に見舞われた女がこの本に息ずいている。
ラリっている文章に見えながらも、正気の兼ね合わせが
ラストの狂気と正気の融合に旨く構成されている。
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ﾎﾟｰﾘｰ
5つ星のうち4.0成長過程
2011年3月8日
形式: 単行本
金原ひとみさんは出てきた時からわりと好感を持っていました。私も山田詠美文学でそだったからです。
まぁおそらく金原ひとみさんの方がわたしの五倍位本を読んだり恋をしたり音楽を聞いたり忙しいのだと思いますが。
美人だし羨ましいです。
前置きはさておきアミービック。おもしろいです。こんなにグロテスクな内容を現代という時間にあわせてザラザラサラリとした感触で描くことができるなんてすごいと思います。
装丁もカッコいいし。
自分の意志を感じます。これからの成長に期待しています。健康に気をつけて(本当に!!)書き続けてほしいです。
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