☆日文原版书 死刑囚の記録 (中公新書) 加賀乙彦 (著) 心理
【精神医学的観点からの著述】 東京拘置所精神科医官(1955?1957)として勤務した著者が、死刑囚を精神医学的観点から描いたもの。個々のケースに触れつつ、全体的な傾向―多くが拘禁ノイローゼに悩んでいる現実―についても知ることができ、わかりやすい。 ただし、精神医学的観点からの記述がメインなので、個々人の「ストーリィ」的なものを求める人には物足りないかも知れない。
¥
75
七五品
仅1件
作者加賀乙彦
出版社中央公論新社 (1980/01)
出版时间1980
装帧平装
货号通50
上书时间2014-11-18
商品详情
- 品相描述:七五品
-
7.5成新
- 商品描述
-
死刑囚の記録 (中公新書 (565)) 加賀乙彦 (著)
新書: 233ページ
出版社: 中央公論新社 (1980/01)
商品パッケージの寸法: 17.2 x 11 x 1.2 cm
最も参考になったカスタマーレビュー
【精神医学的観点からの著述】
東京拘置所精神科医官(1955?1957)として勤務した著者が、死刑囚を精神医学的観点から描いたもの。個々のケースに触れつつ、全体的な傾向―多くが拘禁ノイローゼに悩んでいる現実―についても知ることができ、わかりやすい。
ただし、精神医学的観点からの記述がメインなので、個々人の「ストーリィ」的なものを求める人には物足りないかも知れない。
【作家と死刑囚とのあいだの対話の記録】
加賀乙彦氏は、現代日本を代表する小説家であり、精神医でもある。東京拘置所の精神科医官となり、多くの死刑囚と面接する立場になった。この作家は、死刑囚たちが置かれている極限的状況下の心理を分析し、報告している。精神医として死刑囚たちの様々な異常心理、病的状態を科学的に観察する態度を保ちつつも、実際に拘置所で創作に目覚めた死刑囚と文学談義をしたり、信仰に目覚めた死刑囚と人生、宗教、神について語り合ったりして、人間的な絆が結ばれたこともあったことも伝えている。最後に死刑囚と無期囚の違いが吟味されるが、実はこの点は、著者が範とするドストエフスキーの創作の秘密と深く関わっているので、同じ中公新書の著者の『ドストエフスキイ』も合わせ読まれることをお勧めする。
【死刑囚の実態】
精神科医の著者が、死刑囚がどのような精神状態になるかを
淡々と述べている。特にここに出てくるクリスチャンの死刑囚との交流が
後の彼の著書「宣告」を生んだ。
いつ死刑になるかわからない、という精神的に追い詰められた状態にある
死刑囚の描写は、ときに本から目をそむけたくなるほど、ショッキングだった。
【精神科医という視点から見た「死刑廃止論」の基本文献のひとつ】
先日古い本を整理していて発見、一気に再読した。
東京拘置所で精神科医として多くの死刑囚と接してきた著者の、「死刑執行に至る拘禁状態」という独自の視点から死刑の廃止を求めた書である。
購入は発行間もない時期である。発行以降の二十余年を振り返ると様々なことがあった。
まず免田さんをはじめ、再審で死刑から「帰還」を果たした人が何人も出た。
さらに私にとって最も衝撃的なのは本書にも登場する戦後の日本法医学の大権威とされた人物の数多い「血液鑑定」が、その死後になって(!)事実上「捏造」であることが明らかになったことである。
にもかかわらず、いやヨーロッパ諸国から期限付きで死刑制度の再検討を米国とともに求められながら日本は無視し、「死刑制度維持」の意思表明としてここ数年は毎年1?2人の死刑執行を行っている。
しかも議論を避ける為に国会の休会時に執行するのが常態化した。想像するに今の拘置所では死刑囚は国会の閉会?延長にも過敏になっているだろう。
本書は発行後四半世紀を経たし極めてユニークな立場からのものではあるが、読んだ方はお解りのように随所で著者が検討している被告に対する「精神鑑定」の不確実さとあわせて、「死刑廃止」に関する基本文献のひとつと...続きを読む ?
— 没有更多了 —
以下为对购买帮助不大的评价