日文原版书 知性化戦争〈上下〉 (ハヤカワ文庫SF) デイヴィッド・ブリン (著), 酒井昭伸 (获奖科学幻想小说) ヒューゴー賞受賞。David Brin The Uplift War
人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきた―列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友
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作者David Brin デイヴィッド・ブリン (著), 酒井昭伸 (著)
出版社早川書房
出版时间1990
印刷时间1998
印次7
装帧平装
货号安49
上书时间2019-04-20
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商品详情
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文庫: 523ページ
出版社: 早川書房 (1990/6/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150108722
ISBN-13: 978-4150108724
発売日： 1990/6/1
梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.8 cm
内容（「BOOK」データベースより）
人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきた―列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである。ファン待望の未曽有のSFスペクタクル開幕。ヒューゴー賞受賞。
文庫: 596ページ
出版社: 早川書房 (1990/6/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4150108730
ISBN-13: 978-4150108731
発売日： 1990/6/1
梱包サイズ: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
健闘むなしく、人類のガース防衛軍はたちまち一蹴され、ここにグーブルーの支配体制が確立された。だが森林地帯に難をのがれた人類とネオ・チンパンジーたちは、この逆境にあって果敢なレジスタンスを開始する。さらに、人類に友好的なティンブリーミーなどの種族も人類に援助の手をさしのべた。原住種族ガースリングの謎や、侵略者グーブルー内部の権力抗争も、この戦いに微妙な影を落とす…風雲急を告げる銀河情勢を背景に手に汗にぎる壮大無比のドラマを一糸みだれぬ筆致で描ききり、見事ヒューゴー賞の栄誉に輝いた話題沸騰のSF巨篇。
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quilin
5つ星のうち5.0この作品から読んでみていただきたい？
2004年2月28日
形式: 文庫
「知性化」シリーズ、2004年2月時点で刊行されている5編中一番好きな作品です。
勝手な推測ですが、ブリン的には「知性化」シリーズの「主題」は、前作「スタータイドライジング」に描かれており、本作品はややもすれば本筋から逸脱しているのかもしれません。
つまり：
1）全ての種属の「主属」＝「始祖」の謎
２）「主属」を持たない人類と他の銀河種属との対立と理解？
３）知性化された種属（イルカ）たちは、それを望んでいるのか？彼らは幸せなのか？本当は元へ帰りたいのではないのか？
といった、「知性化の嵐」へと通じていく壮大な物語とは、一線を画しているように思えるのです。
そして、確かにその「主題」を描き出す著者の筆力も認めるのですが、如何せん、「重い」。どうしても読破するのにエネルギーが必要になってしまいます。
それに比べると、本作品の「軽い」こと！何とも楽しく、気軽に、この「複雑怪奇なる銀河系世界」へ誘ってくれます。
私個人としては、まだ「知性化シリーズ」を読んでいない方には、是非、この作品から読んでみていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
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くわもちじんぺい
5つ星のうち5.0リラ、お幸せに
2003年8月21日
形式: 文庫
アースリングに友好的な数少ない種族ティンブリーミーと、連合を組んで銀河列強に対抗する大活劇です。自分もどうしたらグリフをつむげるのかと思案するほど夢中で読みました。
鳥っぽい種族の「三位一体」なんていう奇妙な習性まで、リアリティーを持って迫ってくるプリンの筆力がすばらしい。銀河列強相手に絶望的な戦いを続けるアースリングだが、ある事情でテナニンと取り引きします。服を着たイエティみたいな憎らしい姿を想像していたのですが、とたんに後光が差して見えました。しかも、知性化シリーズの後半の本の冒頭に「それまで敵対的だったテナニンが、なぜか友好的な立場をとり…」とサラッとふれられています。テナニン、君たちは本当はいいやつだったんだなあ。
映画「第五惑星(The Enemy Mine)」のラストシーンを連想させる最後は、じいんとしました。
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Amazon Customer
5つ星のうち5.0素直に楽しめる。ヒューゴー賞受賞も納得。
2001年3月24日
形式: 文庫
地表に降り立った侵略者の宇宙船から姿を現したのは、柔らかな羽を持つ白い鳥の群れだった！ 無力な主族＝人類を救うため、ネオ・チンパンジー達が“イヤイヤ”“しぶしぶ”と立ち上がる！ ネオ・チンプ主人公の陽気な自由奔放さは爽快の一言。そしてヒトとティンプリーミーの異種間ラブロマンス。ＳＦファンの琴線をワシ掴みにするブリンの手法にたちまちノックダウン。
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デイン・ソーソン14
5つ星のうち5.0ひっくり返ったおもちゃ箱（上・下）
2019年2月25日
『知性化シリーズ』も三作目。一作ごとにだんだん長くなって行くわりに、どんどん読み易くなっていくのは不思議だけど、若手作家がテクニックを身に付けた成果と称賛するべきなのでしょう。
様々な種族の大勢の登場人物が、それぞれのグループ内での抗争と駆け引きを繰り返しながら、より大きな舞台での覇権争いでそれぞれの役割を果たしていく。その重層的な構成に圧倒されますが、軽妙かつハラハラドキドキの展開でどんどん読み進み、気が付くとクライマックスにたどり着いています。
前作では偶然が重なり過ぎることが気になりましたが、本作ではほとんど気になりませんでした。また、前作はクライマックスで少し欲求不満が残りましたが、本作はシリーズを通じての謎以外はきちんと片付いています。
前作の主人公は、人類によって知性化されたネオ・ドルフィンでしたが、本書の主人公は、イルカよりも先に知性化されていたネオ・チンパンジーです。人類以上に遊ぶことが大好きなイルカとチンパンジーですが、水中生活者という点で今一つ共感しにくいイルカに比べて、チンパンジーの方が感覚的にわかり易いのも読み易さの一つの原因かもしれません。人間側にも主役的な登場人物がいるのですが、主人公のチンパンジー君がトリック・スター的な役割も果たすため、副主人公的な人間側の主役を完全に喰ってしまっています。未来を担うのは彼らだという作者の主張を現わしているのでしょう。
『知性化』の思想は不遜ではないかという意見がチンパンジーによって語られるのは注目すべきかもしれません。
本書では、また、異星人たちについても前二作よりも踏み込んで詳細に描かれています。特に人類に味方しているティンプリーミー、人類を陥れようとするグーブルー、表向き中立ではあるが敵対的なテナニンの３種族については複数の視点から詳細に描かれています。特に本書で悪役を張る鳥類型の異星人グーブルーと人類型で冗談好きなティンプリーミーについては、作者もかなり入れ込んで描いています。
本書の影の主役はティンプリーミーです。本書は、グーブルーの侵攻を受けた人類の植民惑星の抵抗の話であり、暗いゲリラとレジスタンスの物語ですが、遊び好きなチンパンジーと冗談好きの異星人ティンプリーミー、そしてさらにもう一つの意外な種族が活躍することによって、おもちゃ箱がひっくり返ったような愉快な物語になっています。
本書では、『知性化』について多くの情報が明かされますが、〈ストリーカー〉の行方や〈サンダイバー〉のその後、〈始祖〉についての本質的な謎は残されたままです。
作者の関心は知的生物を育てるためのゆりかごである自然環境の保護に向かっているようですが、この後どういう方向へ展開するのか楽しみです。
ところで、『知性化』の元ネタは『レンズマン』のアリシア人とクラークの『幼年期の終わり』かなと邪推しているのですが、“情動グリフ”はどこから思いついたのでしょうか？発想も展開も凄い。
舞台になる植民惑星ガースの生態系や、諸種族が混在する世界観、活躍するネオ・チンパンジー、お祭り騒ぎの陽気なクライマックスなど、様々な場面がスターウォーズ・エピソードⅥを彷彿させるのは同時代性でしょうか？
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Amazon Customer
5つ星のうち5.0このおもしろさは、書籍なればこそ。
2001年3月24日
ついに決戦の火蓋は切って落とされ、惑星ガース／人類の命運はネオ・チンパンジーの手にゆだねられた。伝説の準知的生物「ガースリング」は果たして誰の手に。ブラックユーモアの探求者＝ティンプリーミー究極のジョークとは何なのか。派手に広がるこの風呂敷は、本当に元に戻るのか。すべての結末に、絶句。
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